令和4年寅年にちなんだ小唄二題 虎と見て・張り子の虎

関西小唄界の流派 白扇派の家元社中です。

◆小唄 虎と見て

虎と見て 石に立つ矢の 念こめて
願い叶うた 夢うらや
覚めて うれしき 吉兆寺
《三下り》
逢いに行くなら 千里も一里
虎の小走り 小半町(こはんちょう)
遠くて近いと言うじゃないか
エーエー えそうじゃないか

◆小唄 張り子の虎(いくら口説いても)

いくら 口説いても 張子の虎は
すました顔して 首を振る振る
すました顔して 首を振る振る
なれど その日 その日の
風次第