リモートレッスンを始めてみて思った事


当稽古場で指向しているのは、お弟子さんの稽古で、演奏することを目標ではない。稽古が目的であると言う事です。

そして、もう一つ、わかったことは、どんなに優秀なリモートアプリがあってもお弟子さんが、使いこなせなければ、宝の持ちぐされです。

すべてのお弟子さんが、PCの操作、アプリ操作が得意な人はいません。また、そばに、操作を教えてくれる、PCの熟練者もいません。

国の緊急事態宣言などで、非接触のインターネットを介した『リモート稽古』を始めていますが、そのリモート稽古の中核となるリモートアプリを当稽古場のお弟子さんと色々試してみました。

① 「ZOOM」
② 「Skype」
③ 「SYNCROOM」
④ 「Endless」
⑤ 「Jam Studio」
⑥ 「Jam Kazam」
⑦ 「LINE」

そこで、思ったこと、私は、音の遅延を一番に考えていましたが間違いということがわかりました。
リモート先のお弟子さんが三味線に合わせて唄う時や三味線の本手と替手を合わせて合奏稽古する時に音の遅延が大きいと、稽古にならないと思いました。
それが間違いということがわかりました。

そして結論として当稽古場のリモート稽古で使う公式リモートアプリは、だれでも使っている【LINE】にいたしました。今、何人かのお弟子さんとリモート稽古を行っていますが、皆さん、【LINE】なら誰でも、テレビ電話が出来ます。音の遅延はあるものの、稽古の仕方を工夫すれば、稽古で使えます。

したがって、当稽古場のリモート稽古は、合奏することに趣を置いていませんので誰もが使っている【LINE】にいたしました。当稽古場のリモート稽古公式アプリは【LINE】にいたします。

インターネットの回線スピードが 5G や 6G になり早くなれば遅延も緩和すると思うし同時に最大500人まで同時接続可能になっているので、そのうちに合唱・合奏が簡単に出来る時代が来ることを期待しております。